東日本大震災から今日で2年、朝、神棚でお参りをした後黙祷させて頂きました。2年前、自分の住む新潟市も大きな揺れが起こりました。自室に大きなCDラックがあるのでそれが気になり、当時の職場(1F)から自室(3F)へ、その際、震源地などの情報を観ようとTVを付けて・・・あの惨劇をブラウン管越しに観ました。私の10代から友人、同業の仲間も被災し、何とか連絡を取り、無事を確認した時は本当に安心しました。
去年2月、ある事がきっかけで福島県南相馬市へ。道中で観た光景、現場で感じた事、地元の方から聴いた話で、「自分もこれからも共に歩いて行こう。」と決意。仕事の性質上中々休日開催のイベントには参加できませんが、発信できる限りの事、実際に被災地で感じた事をお客様に話しています。ブライダルやアクセサリーを観に来てくれるお客様の中には福島の方、仙台の方もいました。
そして12月、再び福島県相馬市及び南相馬市へ。そこでお話をさせて頂いた方に、「是非小高(南相馬市)を観ておいてほしい。」と言われ、帰路の途中小高へ。カーナビで小高駅を設定し、駅まで向かう途中の光景に絶句し、駅に着いた時更に・・・12月の時点で震災から1年9ヶ月、そこはまだその時のままでした。その後ナビを再設定し海沿いまで車を走らせ、完全に言葉を失いました。あの光景を観たら、TVやメディアの様に「復興へ順調に進んでいます。」なんて簡単に言えません。ピンポイントだけピックアップし、あたかもそれが被災地全体の様に情報として流れる事は間違っています。なのでその手の情報は一切観ない様にしています。「繋がり」、「絆」・・・この震災で改めて考えたテーマですが、それを全く関係無い業種が営利目的で使うのはおかしいです。ブライダル業界もマリッジ普及の為に「絆」を乱用して展開していますが、同じ業界にいて物凄い違和感を感じます。
まだまだこれからです、急ぐ事はありません。一歩一歩着実に進んで行けば良いと思います。KaleidoScopeも自分も微力ですが協力させて頂きますし、共に歩んで行きます。
最後に、2年前被災されお亡くなりになられた全ての方のご冥福と、被災地で今も必死で頑張っていらっしゃる全ての皆様のご健康を、心から。
- 2013/03/11(月) 19:30:18|
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